困った従業員への対応はどうしたらいいですか？ | 川崎で給与計算等をサポートする社労士が労務に関する情報をお届け

困った従業員はいませんか？

顧客の悪口を言う、会社のやり方に文句を言う、権利ばかり主張する、など困った従業員はいませんか？こうした方がいると、会社の雰囲気が悪くなりますし、対応する上司や社長の負担になります。一生懸命やってくれる従業員なら猶更、その対応に困ってしまいます。

昨今ネットで簡単に情報を得られるため、権利を主張する労働者が増えました。もちろん労働者の権利は守られるべきですが、いきすぎた主張も散見されます。

なかなか解雇はできない

日本の労働基準法は、労働者保護の法律となっていて、解雇が大変難しくなっています。何か問題があっても即解雇できる場合は稀です。小さな問題でも、記録として残しておくと安心です。

退職時に揉めるケースも

また、退職を決めた従業員が未払い残業代や有休買取等を請求するケースもあります。未払い残業代がある場合はしっかりと支払う必要があります。そうしないと退職後に労基署に相談に行く方もいます。そうなると労基署から連絡が来て対応を求められます。

有給買取については、義務ではないので必ずしも対応する必要はありません。しかし有休消化後の退職は、申出があれば断ることができません。有給休暇は社員の権利だからです。こうした事案の取り扱いについては、就業規則に定めておくと安心です。